暮らしの中で筆文化は育まれている。
 現在、筆記用具としての筆はボールペン、万年筆、水油性ペンなどに変わってきている。私達の生活と深く結びつくということはなくなりつつある。熊野町では書写教育・書道文化の振興発展をはかるために、昭和6年から「全国書画展覧会」を開催している競書大会は第69回を数え、筆祭りは第67回を迎えている。

 普通、筆といえば伝統ある書道筆を思い浮かべることと思いますが、筆にはいろいろある。友禅などの着物、半纏に使う筆。焼き物などの陶器に使う筆。水彩画、日本画などの筆、洋画の筆。こけしなどの絵付け筆。漆器などの蒔絵筆。筆を使って描かれているもの、書かれているもの、塗られてられているものは沢山ある。日常生活には工芸品や美術品、将棋の駒、百人一首、土人形、和凧、絵ろうそく、絵馬、羽子板などの郷土玩具や伝統的な遊びと暮らしがある。表具に使う刷毛など。また、女性が日常使う化粧から歌舞伎役者、道化師、ロックミュージシャンなどでする特殊な化粧にいたるまで、筆は私達の生活の中に知らず知らずのうちに使われ、さまざまな文化を育んできた。

 平成6年、熊野町は筆の博物館・筆の里工房を開館しました。ここでは書道や絵画の専門家だけではなく、沢山の人々に筆造りの技や使い方、生活の中での筆の楽しみ方などを理解し、共鳴して行動する人たちに「筆で描かれる世界」呼びかけている。

気どらず、素直な気持ちを絵てがみに変えれば感動が伝わります。
手紙を書くとなるとどうしても構えてしまいがちです。絵てがみなら気軽に筆をとって思ったままを描くだけなので、とても気楽です。
今日あった出来事や、買い物の帰りに道端で見つけた花など、ふとしたきっかけで出会った小さな感動をさっと描いて、簡単な言葉を添えて書くだけです。絵てがみはかけます。
絵てがみは形を言わない。何でも良い、思ったまま感じたままを自由にハガキに書く。こだわりの筆と墨と紙を使って描く絵てがみは送り手の顔が見える。絵のうまいへたは関係ないので、手紙よりうんと気軽に描くことができるうえ、お相手の方と手軽に新しい季節の喜びなどが共有できて、もっと感動を分かち合えるようになる。自分でしか書けない個性的な絵や字や詩を書くことが若い人たちにも共感を呼んでいる。筆の里の筆造人としては大変喜ばしい。

暮らしの中に、知り合いに、友人に心の触れ合いを!
絵てがみ小箱(桐箱入)¥8500
絵てがみは簡単に描けます。でも筆にこだわります。

@絵てがみ筆 長鋒 (線と文字かき用)
A絵てがみ筆 彩色 (顔彩色塗り用)
B絵てがみ筆 面相 (細字文字書き用)
C青墨     固形 (青色のでる墨)
D硯     手平型 (宮城産)
E顔彩     12色
Fハガキ     10枚 (画仙紙・滲みある)


暮らしの中で楽しむ筆文化!
今、熊野の化粧筆が注目されています!
厳選された高級素材と熊野筆の伝統工芸の面相筆の技術で練り上げた描ける化粧筆は熊野で造られています。

◇化粧筆
@リップブラシ(角平)¥1500
軸色/赤色・黒色
毛質/イタチ毛(100%) 紅筆として最も求められている腰の強さと
毛量とこだわりの毛質でアウトラインがすっきり。
好評の名品です。
Aリップブラシ(角平)¥2000
毛質/コリンスキー(100%) 選び抜かれた原毛と伝統工芸の製法で精毛したリップブラシの携帯タイプです。
Bアイブローブラシ ¥1000
毛質/ウォーターバジャー 眉にシャドーや描き足しを行うタッチのやさしいブラシです。
Cシャドーライナー ¥1500
毛質/イタチ毛(100%) 水使いもできるまつ毛の上にやさしくシャドーを入れるためのブラシ。シャープな仕上りが可能です。
Dチークブラシ ¥1200
毛質/白光峰・ポニー混毛 ほほ紅用として手ごろでパウダーののりやすい混毛のブラシです。
Eブラシand コーム ¥800
毛質/狸染馬毛 眉の手入れの必携帯品。

◇携帯用化粧筆セット
F携帯専用ブラシ(5本組)¥0000
材質/ビニール リップブラシ・チークブラシ・ブラシandコーム・シャドーテップ・フィニッシュ

◇ブラシのお手入れ法
・毎使用ごとに、テッシュの上でブラシを軽くなでるようにしながらパウダーを全部落して下さい。
・ブラシが汚れた場合は(通常月に1回)ぬるま湯にシャンプーを溶かした中で筆先を軽く振り洗い、よくすすいだ後リンスをします。余分な水分をきり、毛の形を整えてから陰干しにしてください。
・リップブラシは使用後筆先についている紅をテッシュペーパーでふき取り、いつも清潔な状態でお使いください。
・ケースにいれる際は毛先が曲がらないように注意してください。